はじめまして!バイクディーラーで営業をしているべびこと申します。
今回は、お客様からよく質問をいただく「バイクの任意保険」について、分かりやすく解説していきます。
任意保険は、事故が起きたときに自分や相手を守る大切なものです。ですが、補償内容が複雑で「どこまで入ればいいの?」と迷う方も多いと思います。
そこで今回は、任意保険を考える上での3つのポイントに絞ってお伝えします。
1. 相手に対する保障
事故を起こしてしまったとき、最も大切なのは「相手への補償」です。
バイクは車に比べて事故のリスクが高く、歩行者や自転車と接触してしまうケースもあります。
ここで重要なのが 対人賠償保険 と 対物賠償保険。
- 対人賠償保険 … 相手に怪我をさせてしまった場合の治療費や慰謝料を補償
- 対物賠償保険 … 相手の車や建物などを壊してしまったときの修理費を補償
これらは「無制限」で加入するのが基本です。実際に数千万円~億単位の賠償が発生することも珍しくありません。
任意保険を考える上で、まずここを最優先にしてください。
2. 自分の怪我に対する保障
次に考えるべきは 自分自身のケガの補償 です。
バイクは車と違い、体がむき出しのため事故にあうと大きな怪我に繋がりやすいです。
主な補償は以下の2つ:
- 人身傷害保険 … 過失割合に関わらず、自分や同乗者の治療費を補償
- 搭乗者傷害保険 … 治療費に加えて入院・通院日数に応じた保険金が支払われる
特に初心者の方は「相手が悪いのに治療費がすぐ出ない」というトラブルに不安を感じやすいですが、人身傷害保険に入っていればスムーズに補償されるので安心です。
3. 自分の車両修理に対する保証
最後は 自分のバイクの修理費をどうするか です。
任意保険には「車両保険」というオプションがあります。
- 単独事故(立ちゴケ・転倒)でも修理費が出るタイプ
- 相手との事故のみ補償されるタイプ
の2種類があります。
ただし、バイクは自動車に比べて車両保険の掛け金が高く、年式の古いバイクや安価なバイクでは「修理費より保険料の方が高い」というケースもあります。
そのため、
- 新車や高額車両に乗る方 → 車両保険に加入するのがおすすめ
- 中古車や手頃な価格のバイクに乗る方 → 自己負担覚悟で車両保険は外すケースも多い
という考え方が現実的です。
まとめ
任意保険を考えるときは、
- 相手への補償(対人・対物)は「無制限」が必須
- 自分のケガには「人身傷害」を付けると安心
- 自分のバイクの修理は車両保険をつけるかどうかバイクの価値と保険料で判断
この3つを基準に考えると、保険選びで迷いにくくなります。
バイクは自由を楽しめる最高の乗り物ですが、リスクと隣り合わせでもあります。
安心してツーリングを楽しむために、ぜひ自分に合った任意保険を検討してくだいね!
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